急行宝塚行き

宝塚ファン歴22年アラサーの宝塚ブログ。 たまにヅカファン歴6年の旦那登場。 とりあえず宝塚への愛を毒も吐きつつ書き連ねます。

お久しぶりです。
台風がきたり、雨ばかりの毎日。
体調が崩れやすいですね、わたしもその1人です。
さて、久々の更新は本日の星組新人公演★
観てきたので、さっそく感想を

ただ良いこと、悪いこと含めの感想ですので、批判的な意見は見たくないという方はお戻りくださいませ。




★★★星組 新人公演 ベルリン、わが愛★★★

全体的な評価として、本当に星組は下級生の出来がよろしいということ。
新公は、その昔(88期らへんが新公主演してた時代)よく観に行ってましたが、社会人になり観る機会も減りました。
突拍子もなく下手な人が必ずいるのが新公っていうイメージでしたが星組の「こうもり」の新公を観て、星組の下級生は層が厚いと思ったのが印象的。
まず歌が歌える人が多いということ。これが星組下級生たちの1番の武器だと思います。
今回の「ベルリン、わが愛」も全体的に安定したお芝居、歌で舞台を観せてくれました。
それでは各キャストの感想を。()は本役。


★極美 慎(紅ゆずる)
今回、主演を射止めたのは100期生の極美慎くん。
びっくりするほど細くて小顔な極美くん。
少々細すぎる気もしますが、若い助監督といった姿がとてもぴったりでした。
前半は台詞の言い回しや仕草が、本役の紅さんをなぞったようなお芝居だったかなと。中盤から極美くんが創り上げたテオが前面に押し出されてて良かったと思います。
ただやはり初めての主役、そうとう緊張されてたのか歌は少し力みすぎていたような気がします。それでも元々歌える方ですから、声はよく伸びていました(劇中歌の元々の音程が取りにくいような歌でもある気がする)
極美くんは初めての主役、この役で良かったんじゃないかな。テオは夢に向かって真っ直ぐ生きている青年で誰の心にでもスッと入ってくるような受け入れやすい主人公であるということ。一癖二癖あるような主人公だと、好き嫌いが分かれてしまいそうだし。そういう意味で、このテオの役で新公初主演は良いスタートのような気がしますね。
まだまだ若いですから、線が細いと感じてしまうのは仕方のないこと。これから、またいろんな役を通して極美慎くんが成長していくのを楽しみにしています。


★星蘭ひとみ(綺咲愛里)
この方も抜擢といっていいでしょう。ヒロインを射止めたのは101期の星蘭ひとみちゃん。
スカーレットピンパーネルのルイシャルルといい、その次のOSO、そして今回のベルリンわが愛でも目立つ役が多いですね。
その綺麗な容姿で初舞台の時から注目されてましたが、私はどちらかというと好きなタイプの娘役さんではありません。でも舞台を観ると、やはりパッと目がいくというか、だから華やかさがある方なんでしょうね。
今回のヒロインも綺麗でした。ただね、ルイシャルルの時も思ったんだけど棒立ちが気になる。そこは勉強していただきたいです。
メーキャップの極美くんとの芝居のとき、手が震えてアイラインが描けない一瞬の芝居がありますが…手の震え方が残念すぎて目をつむりました。
でもお芝居も歌も思っていたほど悪くない!(失礼)私的になぜ星蘭ひとみをヒロインに抜擢するのかと思ってましたが、このジル・クラインという役、彼女に似合っていたんじゃないでしょうか。良くも悪くも個性が強い役ではないからか、彼女をヒロインにもってきて正解のような気がしました。


★天華えま(礼 真琴)
2回の新公主演を経験したぴーすけ(天華)
私は、ぴーすけが今回も主演かと思っていました。
今回は礼くんの役ということで二番手の役。やはり、新公主演2回しただけある!真ん中を経験した分、今回は下級生の極美くんをしっかりと支えており素晴らしかったです。
桜華に舞えの桐野利秋やスカーレットピンパーネルのパーシーといった難役をこなしてきただけありますね。今回の優しさに溢れた絵本作家の青年を安定感抜群で演じていました。また恋人を想って歌う歌も素晴らしかった。
主演をすることが全てじゃないですね。今回は本役の礼くんからたくさん学んだんじゃないでしょうか。
ぐんっと成長したぴーすけを感じることができました!

★桃堂 純(凪七瑠海)
新公最後の学年となりました97期生の桃堂純くん。
最後の役は専科のカチャ(凪七)のお役。ナチスの宣伝大臣いった役所。彼女は、背がとても高いこともありスーツもしっかりと着こなしていました。
目つきも工夫していたのかな。ぱっちりと開くのではなく、少し気だるそうな目の開け方で黒い空気を纏っていました。
自分の館にジル(星蘭)を呼び出し、迫る場面では長い足を机にかけて迫っており、とても良かったです!ドキッとしました(笑)
今回で新公は卒業となりますが、本公演で更に磨きをかけて頑張ってほしいです。


★天路そら(七海ひろき)
カイちゃんの役はこれで2度目でしょうか、天路そらくん!彼女、本当に芝居心のある方で前から注目しておりました。
台詞の言い回しや、歌も、とても良い声で顔も可愛らしい顔をされてます。惜しむらくは身長があと5センチあったら…主演、主演をしてほしい!!
テオ(極美)にトーキー映画の作成を一任し、ドイツの映画をナチスから必死に守りぬこうとするその心を丁寧に演じており、やはり芝居の人だなと再認識。
是非、主演をしてほしいです←まだ言う


★遥斗勇帆(壱城あずさ)
専科の方ですか?と思わず目を疑いたくなるような遥斗勇帆さん。その安定した演技、髭の似合い具合、卓越した歌唱力、もう今すぐ専科いったほうがいいですよ。はるとぅー!(遥斗)
ふとした横顔が元星組トップのタータン(香寿たつき)を思い出させるんですよ。
今回も本役の壱城さんより老け役(そんな老け役じゃないとおもうけど)似合いすぎていました。
同期のほのかちゃん(小桜)との不倫関係的な感じも良かったですね!ドキドキしちゃいました←
はるとぅは、安定感が凄まじい。是非、この方も主演を見てみたい!


★小桜ほのか(音波みのり)
今回の新公MVPをとったといっても過言ではないでしょう。あくの強い役を見事に演じました小桜ほのかちゃん。本公演を観た時に、みのりちゃんの役がなかなか美味しい役なので、ほのかちゃんがどう演じるのかと今回すごく楽しみにしていたんです。
良い意味で期待を裏切ってくれたというか。
まず、声。彼女は本当に綺麗なソプラノボイスです。
ヒロインボイスといってもいいくらい。その綺麗な声を生かしつつ、あくの強い役を客席の笑いをかっさらいながら演じきりました。星蘭ひとみちゃんと台詞をかわすシーンも、ほのかちゃんが上手すぎてヒロインを食っちゃってた気がしますね。この役をほのかちゃんにやらせてくれてありがとう!益々好きになりました。
できるなら、もう一度新公ヒロインを……でもこのまま脇役も完璧にこなす良い娘役に成長していってほしい。彼女もオンオフのギャップがすごい。そこも魅力の一つですね。


★天彩峰里(有沙 瞳)
宙組に組替えが発表されてるじゅりちゃん(天彩)ヒロインもしてほしかったけれど、最後の星組での新公はくらっち(有沙)のお役です。これまた、可愛い。特に「忘れ物」のシーンは、可愛すぎました。ぴーすけが夢中になるのもわかる!!
ハツラツとした役作りで見ているこちらが、こんな彼女いたら可愛いだろうなぁと女のわたしでも思うぐらい。特に歌うシーンがとかがあるわけではないですが、彼のことを一生懸命想ってるその心を丁寧に演じていました。これで宙組へと異動となりますが、じゅりちゃんも是非ヒロインで見て見たいです。


他にもたくさん下級生頑張っていて、印象に残った場面もあったのですが…とりあえずこのくらいで。
また後日語らせてください。
新公の独特の緊張感はありますが、たった一度の公演を観れて有難い一日となりました。

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三連休、最終日。
どうしてこんなに休みの日は早いのですか…
まぁ昨日星組を観てエネルギーもチャージ出来たので、また1週間頑張れそうです!

では今日はショーの感想を。
「Bouquet de TAKARAZUKA」
(ネタバレ含みます)



トランペット隊の演奏が響く中、紅さんブランコで登場!
(なぜかレビュー・オルキス思い出した)
ブランコってもう大人になったら乗ることないし、結構衝撃。まぁ宝塚のブランコは公園のブランコと全く違いますけどね(笑)

プロローグは本当に夢夢しい!
The 宝塚レビューって感じです。
お衣装も薄いベージュに色とりどりの花がついてます。衣装的には賛否両論あるとおもいますが、わたしは良いとおもいます。
トップコンビは紫の衣装でしたが、これも宝塚色で素敵です。
プロローグ自体、豪華絢爛で華々しいというわけではないですが古き良き宝塚のプロローグといった感じで美しいです。

プロローグが終わったら借りぐらしのコトエッティの場面ですよ!!こっちゃん!(礼真琴)
こっちゃんが、すみれの花咲く丘で、じゅりちゃん(天彩峰里)と出会ったーーー(^O^)
似合う!礼峰里!2人とも妖精かしら。
こちらもプロローグに引き続き、とってもファンタジーでフェアリーな場面です。

もうこれ終わったら中詰?ですかね。
パリメドレーとなります。
くらっち(有沙瞳)は正式な娘役二番手ですね。
ベレー帽なあーちゃん&くらっちが可愛すぎる件!
カチャ(凪七瑠海)がパリを前面に押し出しすぎてる衣装な件について。でも似合ってます。
そして男役4人衆でシャンゼリゼ渡ります。
せおっち(瀬央ゆりあ)いわく、この場面は足が複雑らしくシャンゼリゼ渡れないって言ってましたが無事に渡ってましたw
壱城さんとミッキー(天寿光希)のピギャール!チェックの衣装かわいい♡壱城さん弾けてます。
後ろでボーダーと水玉っていう誰だよそれ組み合わせたのって言いたくなる衣装で下級生たちが笑顔で踊ってるのが可愛すぎる!!
ヒロキナナミ劇場。はるこちゃん(音波みのり)とせれな姐さん(愛水せれな)を弄んで結局選ばないw
でも結局はヒロキナナミ劇場です、はい。
そしてそして、礼くーーん!のブギウギパリ!!
いつまでも聴いていたいブギウギパリでした。いいねぇ、似合うね。歌ってよし、踊ってよし、礼真琴です。
そんな弾けとんだブギウギパリからの黒燕尾紅ゆずるが夜霧のモンマルトルをしっとり歌います。
アダルトなシーンですね。
そして銀橋にてセマニフィーク!あの前奏流れるだけでテンションあがる。
みんな、それぞれの場面の衣装で中詰ってところも新しいなと思いました。統一性はない衣装ですが、それはそれで面白い!
セマニフィークすんごい良かったです。お気に入り。

中詰が終わったら、せおっち、しどりゅー(紫藤りゅう)、ぴーすけ(天華えま)が銀橋居残りで歌います。
しどりゅー歌うまくなったなぁ。
破壊的に歌えない子がいないっていいなってしみじみ思った。

このレビューの見せ場といってもいいスパニッシュ!
あーちゃん綺麗。そして歌もキーが低いからか歌いやすそう!
ストリー性のある場面で、カルメンを彷彿とさせる場面です。紅さん=ホセ、あーちゃん=カルメン、礼くん=エスカミリオ
やっぱ、やっぱ、礼くんが帰還してきて(帰還ではないかもしれないけど)血と砂の祭りだー!からのダンス。もう鳥肌。いいねぇ、なんだろう、この人。ほんとセンスが良いんでしょうね。この場面はもう一度みたい。

ロケットは紫とミントグリーンの組み合わせ。
紫の衣装は98期の初舞台のお衣装かな。
斬新な組み合わせだったけど、可愛かったな。

そして、フィナーレの大階段がひらくと人の配置が面白かった。絵画のよう。
真ん中に、あんるちゃん(夢妃杏瑠)りらちゃん(紫りら)カトリーヌ(華鳥礼良)っていう歌うま三人娘を配置。スターが真ん中で歌って踊るじゃなくて、娘役三人が真ん中で歌って周りで踊るっていう振付もいいですね。
宝塚我が心のふるさとで退団者三名(壱城、夏樹、愛水)が踊るのも酒井先生Good job!

群舞がはけると、3組のデュエットダンス。
紅あーちゃんは黒、礼くらっちは白、かいみのりは赤。
シンガーのカチャはグレー。みんなきれいだ。
また歌が花夢幻ってとこが…これ難しい曲だけど、ほんと綺麗な歌。
正直スカピンのデュエットダンスはなんだこれって思ったので今回は3組だったけど、すごい良かった!3組で豪華な感じだったし。わたしは3組デュエット好きです。

そしてそしてエトワールが、今回で組み替えのじゅりちゃん!!なんて綺麗な声なの!!
宙に出したくない……けど栄転であってほしい。
でも最後に星組でエトワール見れて嬉しかったです!
礼くんは2番手羽おめでとう!せおっちも追い上げをみせてきてるので頑張ってほしい。
最後にまたみんながブーケに戻って、夢夢しい感じで幕がおります。
主題歌も覚えやすいですし、刺激のあるショーといった感じではないけども、このショーは結構お気に入りになりました。

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あっという間にもう10月。

久しぶりの更新は星組公演観にいってまいりました。なので感想を…

コーナン貸切公演観てまいりました。

ドキドキ抽選は彼にまかせて(彼も胃が痛かったらしい笑)

S席を引き当ててくれて観やすかったです。ありがとう❤

 

「ベルリン、わが愛」

原田先生のオリジナル作品。初日あけてからの評判もなかなか良かったので楽しみにしていました。

(ネタバレも含みます)

 

 

紅ゆずる テオ・ヴェーグマン

(助監督をつとめる青年で、のちにトーキー映画の製作に取り組む。)

映画に自分の人生をかけ常に夢をもっている青年で、主人公としては魅力十分。

あーちゃん(綺咲愛里)とのラブロマンスも丁寧に演じていたので二人の距離が縮まって惹かれていくことに違和感もなかったですね。

また今回良かったのはお笑いのイメージがどうしても付いてまわる紅さんですが、そこを封印して映画監督テオとして舞台を演じていたこと。(今回の役はアドリブはいらないと思います)

そして最近の星組の作品では、礼くん(礼真琴)かいちゃん(七海ひろき)と対立することが多かったですが今回は三人がとても良い関係な役柄であること。

敵役もいいですが、友情を育む作品もいいですね。紅さんと礼くんがトップと二番手として信頼関係を築いていることが役を通して舞台にも表現されていました。

劇中で「僕は映画が大好きだ。」と映画への情熱を熱く語るシーンがありましたが、紅さんにとってこの作品のテーマである映画=宝塚のような気がして…宝塚への愛を語っているように私は感じました。

個人的には、歌も上手いとまではいかなくとも危なっかしさは随分なくなったかなと。

また、相手役のあーちゃんとの並びもいいですね。しっくりくるようになりました。紅さんの人柄で包み込むような眼差しが良いです。

私の彼は紅さんのファンですから、あまり批判すると怒るのですが()

(彼は、紅さんへの拍手が人一倍大きいのよw

今回の役は紅さんの新たな魅力を引き出せた役のような気がしますね。

 

綺咲愛里 ジル・クライン

(レビューガール、のちにテオの映画に出演)

まず、あーちゃんはこの時代の女性にピッタリであること。本当に綺麗です。

(ガウン姿も綺麗だったな)

少し自信のない、でも芯のある女性ジルをしっかりと演じていたように思います。

テオに見出され銀幕デビューを飾り、その美しさからナチス軍のヨーゼフ・ゲッベルス(凪七瑠海)をも虜にしてしまう。でも納得の美しさでした。

ただ歌が…やっぱり残念だったなぁ。そこは頑張っていただきたい。

 

礼真琴 エーリッヒ・ケストナー

(テオの友人で絵本作家)

礼くん、絵本作家。ポスター見たとき、子役とかじゃないよね…と少し心配になりましたw

実在する人物だそうですね。「ふたりのロッテ」の作者なんだとか(小さい時に舞台観ました)

エーリッヒも売れない物書きでテオの初監督作品でシナリオを描くことに。これが大ヒットとなるわけですが。

恋人役のルイーゼロッテ(有沙瞳)への愛を告白できずに思い悩む歌が本っっっ当に良かった!!!!!もうね、礼くんが歌い出した途端、自然と涙が出てきました。

この人の歌声は、舞台の空気をガラっと変える魔法をもっていると思います。好きです、はい。

テオの初監督作品が大ヒットしたお祝いで、ようやくルイーゼロッテへの愛の告白。いいですね。キュンとしました。

とりあえずあの歌、もう一回聴きたい。

 

他にも今回で辞める夏樹れいさんのジョセフィン・ベーカー

辞めるのに女役なの?と思いましたが綺麗だから似合ってますね。最後に歌が聴けて良かったです。ただ立ち方は男役でしたww←そこは仕方ない

でも劇の最後くらいにテオの映画観たわよっていう感じで出演させてあげても良かったのにな。

 

そして音波みのりちゃんが今回はあくが強い役を演じました。

なかなか良かったですよ。ああいう人いるよねって(あそこまであくは強くなくても笑)

彼女は彼女で自分の野望の為に、ああいう生き方を貫いているのだから、それはそれで良いと思う。周りにいてほしくはないけど。新公では、ほのか(小桜ほのか)だからどう演じるのか楽しみです。

 

一人一人の役を書きたいところですけど、今日はとりあえずこのへんで。

ショーもよかったです!←感想がザツい

でもショーはショーでまた語らせてください。

それではまた!


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