台風がきたり、雨ばかりの毎日。
体調が崩れやすいですね、わたしもその1人です。
さて、久々の更新は本日の星組新人公演★
観てきたので、さっそく感想を
ただ良いこと、悪いこと含めの感想ですので、批判的な意見は見たくないという方はお戻りくださいませ。
★★★星組 新人公演 ベルリン、わが愛★★★
全体的な評価として、本当に星組は下級生の出来がよろしいということ。
新公は、その昔(88期らへんが新公主演してた時代)よく観に行ってましたが、社会人になり観る機会も減りました。
突拍子もなく下手な人が必ずいるのが新公っていうイメージでしたが星組の「こうもり」の新公を観て、星組の下級生は層が厚いと思ったのが印象的。
まず歌が歌える人が多いということ。これが星組下級生たちの1番の武器だと思います。
今回の「ベルリン、わが愛」も全体的に安定したお芝居、歌で舞台を観せてくれました。
それでは各キャストの感想を。()は本役。
★極美 慎(紅ゆずる)
今回、主演を射止めたのは100期生の極美慎くん。
びっくりするほど細くて小顔な極美くん。
少々細すぎる気もしますが、若い助監督といった姿がとてもぴったりでした。
前半は台詞の言い回しや仕草が、本役の紅さんをなぞったようなお芝居だったかなと。中盤から極美くんが創り上げたテオが前面に押し出されてて良かったと思います。
ただやはり初めての主役、そうとう緊張されてたのか歌は少し力みすぎていたような気がします。それでも元々歌える方ですから、声はよく伸びていました(劇中歌の元々の音程が取りにくいような歌でもある気がする)
極美くんは初めての主役、この役で良かったんじゃないかな。テオは夢に向かって真っ直ぐ生きている青年で誰の心にでもスッと入ってくるような受け入れやすい主人公であるということ。一癖二癖あるような主人公だと、好き嫌いが分かれてしまいそうだし。そういう意味で、このテオの役で新公初主演は良いスタートのような気がしますね。
まだまだ若いですから、線が細いと感じてしまうのは仕方のないこと。これから、またいろんな役を通して極美慎くんが成長していくのを楽しみにしています。
★星蘭ひとみ(綺咲愛里)
この方も抜擢といっていいでしょう。ヒロインを射止めたのは101期の星蘭ひとみちゃん。
スカーレットピンパーネルのルイシャルルといい、その次のOSO、そして今回のベルリンわが愛でも目立つ役が多いですね。
その綺麗な容姿で初舞台の時から注目されてましたが、私はどちらかというと好きなタイプの娘役さんではありません。でも舞台を観ると、やはりパッと目がいくというか、だから華やかさがある方なんでしょうね。
今回のヒロインも綺麗でした。ただね、ルイシャルルの時も思ったんだけど棒立ちが気になる。そこは勉強していただきたいです。
メーキャップの極美くんとの芝居のとき、手が震えてアイラインが描けない一瞬の芝居がありますが…手の震え方が残念すぎて目をつむりました。
でもお芝居も歌も思っていたほど悪くない!(失礼)私的になぜ星蘭ひとみをヒロインに抜擢するのかと思ってましたが、このジル・クラインという役、彼女に似合っていたんじゃないでしょうか。良くも悪くも個性が強い役ではないからか、彼女をヒロインにもってきて正解のような気がしました。
★天華えま(礼 真琴)
2回の新公主演を経験したぴーすけ(天華)
私は、ぴーすけが今回も主演かと思っていました。
今回は礼くんの役ということで二番手の役。やはり、新公主演2回しただけある!真ん中を経験した分、今回は下級生の極美くんをしっかりと支えており素晴らしかったです。
桜華に舞えの桐野利秋やスカーレットピンパーネルのパーシーといった難役をこなしてきただけありますね。今回の優しさに溢れた絵本作家の青年を安定感抜群で演じていました。また恋人を想って歌う歌も素晴らしかった。
主演をすることが全てじゃないですね。今回は本役の礼くんからたくさん学んだんじゃないでしょうか。
ぐんっと成長したぴーすけを感じることができました!
★桃堂 純(凪七瑠海)
新公最後の学年となりました97期生の桃堂純くん。
最後の役は専科のカチャ(凪七)のお役。ナチスの宣伝大臣いった役所。彼女は、背がとても高いこともありスーツもしっかりと着こなしていました。
目つきも工夫していたのかな。ぱっちりと開くのではなく、少し気だるそうな目の開け方で黒い空気を纏っていました。
自分の館にジル(星蘭)を呼び出し、迫る場面では長い足を机にかけて迫っており、とても良かったです!ドキッとしました(笑)
今回で新公は卒業となりますが、本公演で更に磨きをかけて頑張ってほしいです。
★天路そら(七海ひろき)
カイちゃんの役はこれで2度目でしょうか、天路そらくん!彼女、本当に芝居心のある方で前から注目しておりました。
台詞の言い回しや、歌も、とても良い声で顔も可愛らしい顔をされてます。惜しむらくは身長があと5センチあったら…主演、主演をしてほしい!!
テオ(極美)にトーキー映画の作成を一任し、ドイツの映画をナチスから必死に守りぬこうとするその心を丁寧に演じており、やはり芝居の人だなと再認識。
是非、主演をしてほしいです←まだ言う
★遥斗勇帆(壱城あずさ)
専科の方ですか?と思わず目を疑いたくなるような遥斗勇帆さん。その安定した演技、髭の似合い具合、卓越した歌唱力、もう今すぐ専科いったほうがいいですよ。はるとぅー!(遥斗)
ふとした横顔が元星組トップのタータン(香寿たつき)を思い出させるんですよ。
今回も本役の壱城さんより老け役(そんな老け役じゃないとおもうけど)似合いすぎていました。
同期のほのかちゃん(小桜)との不倫関係的な感じも良かったですね!ドキドキしちゃいました←
はるとぅは、安定感が凄まじい。是非、この方も主演を見てみたい!
★小桜ほのか(音波みのり)
今回の新公MVPをとったといっても過言ではないでしょう。あくの強い役を見事に演じました小桜ほのかちゃん。本公演を観た時に、みのりちゃんの役がなかなか美味しい役なので、ほのかちゃんがどう演じるのかと今回すごく楽しみにしていたんです。
良い意味で期待を裏切ってくれたというか。
まず、声。彼女は本当に綺麗なソプラノボイスです。
ヒロインボイスといってもいいくらい。その綺麗な声を生かしつつ、あくの強い役を客席の笑いをかっさらいながら演じきりました。星蘭ひとみちゃんと台詞をかわすシーンも、ほのかちゃんが上手すぎてヒロインを食っちゃってた気がしますね。この役をほのかちゃんにやらせてくれてありがとう!益々好きになりました。
できるなら、もう一度新公ヒロインを……でもこのまま脇役も完璧にこなす良い娘役に成長していってほしい。彼女もオンオフのギャップがすごい。そこも魅力の一つですね。
★天彩峰里(有沙 瞳)
宙組に組替えが発表されてるじゅりちゃん(天彩)ヒロインもしてほしかったけれど、最後の星組での新公はくらっち(有沙)のお役です。これまた、可愛い。特に「忘れ物」のシーンは、可愛すぎました。ぴーすけが夢中になるのもわかる!!
ハツラツとした役作りで見ているこちらが、こんな彼女いたら可愛いだろうなぁと女のわたしでも思うぐらい。特に歌うシーンがとかがあるわけではないですが、彼のことを一生懸命想ってるその心を丁寧に演じていました。これで宙組へと異動となりますが、じゅりちゃんも是非ヒロインで見て見たいです。
他にもたくさん下級生頑張っていて、印象に残った場面もあったのですが…とりあえずこのくらいで。
また後日語らせてください。
新公の独特の緊張感はありますが、たった一度の公演を観れて有難い一日となりました。
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